「宮松と山下」内容は似たような作品があるけど、香川さんの演技によってレベルがアップしていました。

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!
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「宮松と山下」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

エキストラ俳優の宮松は、時代劇で弓に射られたり、名もなき殺され役を演じてばかりいる。慎ましく静かな日々を送る宮松だったが、実は彼は過去の記憶をすべて失っていた。自分について何も思い出せないまま、毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続ける彼のもとに、ある日男が訪ねてきて…。

というお話です。

 

 

宮松は端役専門のエキストラ俳優をしているが。それだけでは食べていけず、ロープウェイの仕事も掛け持ちしている。彼は過去の記憶を無くしており、ある日、突然に京都で意識を取り戻し、過去の事は一切わからずに、仕方なく、ここでこうして暮らしている。

時代劇で大勢のエキストラとともに、砂埃をあげながら駆けていく宮松。ヤクザのひとりとして銃を構える宮松。ビアガーデンでサラリーマンの同僚と酒を酌み交わす宮松。来る日も来る日も、斬られ、撃たれ、射られ、時に笑い、そして画面の端に消えていく。


 

ある日、谷という男が宮松を訪ねてきた。宮松は山下という名前で、かつてタクシー運転手をしていたらしい。藍という12歳ほど年下の妹がいるという。谷は、画面の端に山下を見つけ、苦労して探してきてくれたのだった。

宮松は山下として、藍とその夫・健一郎との共同生活を始める。藍が、まだ学生の頃に、両親は事故で亡くなってしまい、山下が藍を、その家で育てたのだった。自分の家と言われても、全く知らない家に思えるのだが、かつて山下の手に触れたはずのものに触れていくと、宮松の脳裏をなにかがよぎっていくのだった。そして…。後は映画を、観てくださいね。

 

 

この映画、面白かったですよ。あまり細かい説明などが無いんですけど、それが、またこの映画の味なんじゃないかと思いました。ちょっと、一般受けはどうかなぁと思うけど、良い作品だと思います。ただ、ちょっと、映画なのにカッコつけすぎている感があり、鼻につく感じがありました。映画って、もう少し泥臭くないと、面白くないんですよね。香川さんが必死で泥臭さを出してくれているけど、映像や脚本の方がカッコつけちゃってるから、どーも、一般人から見ると、芸術作品を観に来てるんじゃないんだけどなぁという気持ちになります。

 

さすがに香川さんは上手いです。スキャンダルで叩かれたけど、そんなものを跳ね返すくらい、やっぱり凄い役者だと思いました。だって、この映画、香川さんじゃなかったら、ちょっと、はぁ?っていう展開が何度もあり、上手く着地出来なかったんじゃないかと思いました。香川さんの演技や表情で、言いたいことが伝わってくるから、語られなくても理解出来るというか、説明が不要になるけど、これ、他の役者さんだったら、何をやっているのか、よく解らなかったかもしれません。

 

映画の内容としては、最近だと「ある男」と描いている事は一緒かしら。「ある男」は、自分のままではいられずに、他人と戸籍を交換するというお話でしたが、この映画は、不慮の事故で、以前の記憶を失くして、自分が解らずに、新しい人生を送っている男なんです。ですから、こちらは、好きで新しい人生になった訳では無いんですね。でも、ある事故で記憶を失くしたらしいのですが、医者が言うには、事故だけで、そう簡単に全部の記憶が無くなることは珍しいので、心の問題があるのだろうと言っていました。なので、何か理由があって、その事故をきっかけに、忘れたいことを全て忘れてしまったという解釈で良いのかなと思います。

 

どちらも、新しい人生を歩んでいる男性のお話なんですが、「ある男」は、脚本、演出共に、とても良く出来ているんです。もちろん、キャストも良いんですけどね。それに対して、こちらの映画は、脚本、演出がシンプルで、CMのようなカッコ良さを追求しているように見えるので、その内容を伝えるのは、キャストの上手さに比重がかかっているんです。だから、ほとんどの内容や人物の心の動きを、香川さん一人の動きや表情のみで読み取るという事になるので、そりゃ、映画祭でも絶賛されたと思いますよ。だって、香川さん、凄いもん。

 

 

観ていると面白いんです。エキストラというのは解っていて、時代劇で切られたり、ヤクザ映画で撃たれたりするのですが、突然に、仕事から疲れて家に帰ると、先に帰っていた彼女がうたた寝をしていたりして、記憶を失くしても、良い生活してるじゃんって思っていると、それも撮影だったりして、もう、場面がパッパッと切り替わり、次に行くと、宮松という人物が、全く違う人になっているんです。それが、現実なのか、演技なのか判らない。まるで、異世界に入ったような気持ちになるんです。

 

そういうところは、面白いと思いました。宮松という人物の生きている場所には、宮松という人物がほとんど生きていないんです。ずーっと、違う人物を演じている。それが、彼にとっては、心地よかったのかなと思いました。山下の時の生活は、あまり描かれませんが、藍や友人が語る山下という人物は、妹のために働いてという、自分のためじゃなく、人のためにという人生だったような気がします。そして、ある事件があり、頭を打って、記憶を失くしたんじゃないかな。

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自分のために生きれない男が、他の人物を演じることで、自分を知ることが出来たんじゃないかなと思いました。あまりにも良い表情をするので、深読みをしてしまって、何度も、色々と考えてしまいました。人間って、自分はこうなんだと決めつけてしまったら、それ以外に動けなくなるじゃないですか。でも、エキストラなどで、沢山の人物を演じていたら、こんな事も出来るかもとか、これは面白いかもという事が見つかるかもしれません。新しい自分を見つけるには、こんな仕事も良いのかもしれないですね。

 

香川さん、こんなに上手いのに、スキャンダルなんかで出てこれなくなっちゃって、本当に残念です。銀座での蛮行って、今までは銀座のことは銀座でという掟のようなものがあって、外には出てこなかったのに、本当に銀座も落ちたものです。ホステスさんのレベルが下がったんでしょうね。昔はプロだったけど、今は整形したバイト女性ばかりなのかな。セクハラは悪いけど、銀座なりの制裁の仕方が以前はあったはずです。マスコミに出すとか、SNSで拡散するとか、そういうレベルの低い事をするようになったのでは、銀座で高いお金を払う意味がない。

 

 

噂で聞いたのですが、長嶋(息子)さんの奥様は昔、銀座のホステスさんで、政治家とか芸能界の裏の大物さんのお相手をしていて、その時代の話しを全て知っているので、今も長嶋さんはTV界でも生きていられるという事を聞いたことがあります。本当かは知りませんが、それくらい銀座のホステスさんは、頭が良くて経済にも詳しい人が揃っていて、外部には絶対に話しを出さずに、銀座の世界で処理をするという、暗黙の了解があったそうです。現代は景気が悪くなり、銀座もダメなんですね。恐くて飲みに行って仕事の話しなんて出来ません。全部、漏れちゃいそうですもん。ヤダヤダ。

 

 

私も、若い頃は、何故か建築業界のオジサマ方に可愛がられていたので、銀座のクラブや韓国パブ、他諸々、連れて行って貰った事があります。枝豆まで口に入れてくれた時は、女の私でもドキドキしたもんです。綺麗なお姉さんが多くて、私は、オジサンたちのペット的な扱いで可愛がられていました。素敵なホステスさんが多かったんだけどなぁ。頭が良くて、色々と教わりました。

 

話を戻して、早く香川さんが、映画やTVなどに戻ってくる事を楽しみに待っています。彼は、犯罪を犯したわけじゃないんだから、もう、反省しただろうから、戻って貰いましょうよ。マジで勿体ないです。

 

 

私は、この映画、お薦めしたいと思います。はっきり言って、香川さんの演技が見物です。彼によって、この映画は、良い作品になっていると思います。あの記憶が無い時の目と、もしかして記憶が戻ったの?という時の目が、やっぱり違うんです。そこまで演技出来る人って、ほとんどいないでしょ。観て、損しない映画だと思います。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「宮松と山下」

 

 

 

Source: ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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