「夜明けまでバス停で」突然の天災で行き場を失くしてしまうって明日は我が身って事もありますよね。

ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!
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「夜明けまでバス停で」

 

の完成披露試写会に行ってきました。

Tokyo Borderless TV(@tbtvtwit)さんのサイトで当たりました。

 

ストーリーは、

昼間はアトリエで自作アクセサリーを販売し、夜は焼き鳥屋で住み込みのパートとして働く北林三知子。しかし突然訪れたコロナ禍により、仕事も住む家も失ってしまう。新しい仕事は見つからず、ファミレスやネットカフェも閉まっている。行き場をなくした彼女がたどり着いたのは、街灯の下にポツリとたたずむバス停だった。誰にも弱みを見せられないままホームレスとなった三知子は、公園で古参ホームレスのバクダンと出会う。

というお話です。

 

 

2020年11月の深夜。大道路沿いにあるバス停の細いベンチに、うつむくように腰をかけた北林三知子(45)が仮眠をとっている。このところ一気に冷え込むようになった。手持ちのコートではこの先の寒さには耐えられないかもしれない。

向こうからコンビニ袋を下げた男がやってくる。男は生垣から石を拾ってコンビニ袋の中に入れる。キャリーケースに頭をもたげた三知子はそれには気付いていない。男は三知子のすぐ前で立ち止まり、コンビニ袋を頭上に振り上げた。


 

三知子は、昼間はアトリエで自作アクセサリーを販売し、夜は焼き鳥屋で住み込みアルバイトとして働いていた。生活は苦しいが、何とか暮らすことは出来ていたのだが、突然のコロナの流行により、仕事と家を同時に失ってしまう。

コロナ禍で、新しい仕事もなく、ファミレスやネットカフェも閉まっている。途方に暮れる三知子の目の前には、街灯が照らし暗闇の中そこだけ少し明るくポツリと佇むバス停があった。仕方なく、その場で休む三知子。次の日からも仕事を探すが、全く見つからず、公園でアクセサリーを売ろうとすると、ホームレスの女性に声をかけられ、無料の配給を貰おうと誘われるが、自尊心から貰うことが出来ない。頼れる人も無く、助けを求めることも出来ない三知子は、これからどうするのか。後は、映画を観てくださいね。

 

 

この映画、観ていて、本当に辛くなりました。コロナが流行り出した頃、飲食店もカラオケも、ネットカフェも閉まっていて、なんだか街が死んだようになっていましたよね。私が良く行く飲食街に、あの頃に開店したお蕎麦屋さんがありましたが、直ぐに閉めることになり、その後、潰れてしまいました。もう、飲食関係の方々には、地獄だったのではないかと思います。その反面、補助で潤った飲食店もあったようで、やり方が雑過ぎると思ったもんです。

 

コロナ禍で仕事を失くされた方も、沢山いたと思います。あの頃、誰もが自分を守ることで精一杯で、隣の人の事なんて、かまってあげられなかった。だって、いつ自分の仕事が無くなるか、という状態だったんですから。私も、持っている仕事を進めて良いのか、凄く悩みました。

 

 

建築の場合、スタートを切ってしまったら止めることが出来ないし、待っていたら材料の値段が上がります。良い頃合いを見て、何とか進めたので、コロナ禍でありながら建物は建ちまして、部材が安い時期に仕入れることが出来ました。私も首の皮一枚状態での決断でした。ここで失敗していれば、億の損失が出たと思うので、私もホームレスになっていたかもしれません。ストレスで顔面麻痺にもなりますよ。(笑)

 

みんながそんな状態だったと思うので、隣の人の状態に気がつかなくても当たり前だと思います。だからこそ、自分から助けてと言わなければいけないと思いました。自尊心から言えないというのもよく解ります。私もそのタイプですから。でもね、やっぱり寝泊まりする場所が無いとか、何日も食べれていないとかは、緊急事態です。それは助けてと言っても良いですよ。恥ずかしいよりも、生きることが先です。

 

 

この三知子は、綺麗だし、アクセサリー制作のプロという肩書もあるので、助けてって言えなかったんだろうなぁ。でもね、見た目が綺麗で、スーツケースを持って歩いている人って、沢山いるんですよ。街中や駅などに行けば、何人もいるので、そんな人がホームレスで苦しんでいるだなんて、誰も解らないんです。助けてって言ってくれないと、助けられません。助かる為には、本人が決断するしかないんです。必ず、行政の支援センターやNPOなどが力になってくれるし、もし、自分に余裕のある人に出会えれば、何か変わるかもしれません。

 

私、この映画を観るまで、ホームレスは仕事をする意欲が無い人がなったりするものだと思っていたのですが、この映画を観て、仕事をしたくても出来なくて、追い詰められてしまった人もいるのだという事を知りました。確かに、コロナ禍ではそうでしたよね。今、貧困という人が多いと言われていますが、この映画のように、突然に仕事を失ったりした人が、沢山いたんですね。何となく、よく理解が出来ました。

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人それぞれ、見ている風景が違うから、私は、自分が見ている風景が通常だと思い込んでいたけど、コロナ禍で、もっともっと、追い詰められた人々もいたのだという事を知りました。たまたま、自分は運が良かっただけで、一歩間違えば、三知子と同じような状況になっていたのかもしれないと思うと、恐ろしいと思いました。もし、そうなった時に、私自身も、助けてくださいと言えるのかと思うと、本当に考えてしまいました。

 

だけど、ここで考えて欲しいのが、自分は社会的弱者なので、優遇されるのは当たり前だと思って欲しくありません。みんなが社会的弱者になってしまったら、誰も助ける人がいないからです。今は社会的弱者で助けが必要かもしれないけど、立ち直って、助ける方に回って欲しいんです。一人の弱者を支えるには、何人もの力が必要となるので、もし、弱者が増えてしまえば、助けられないという事を理解して欲しいです。社会は、そんな危ないバランスの上に成り立っているという事を解かってください。もしこのバランスが崩れてしまったら、国が潰れてしまいます。

 

 

そんな事を、真剣に考えてしまう映画でした。私は、この映画、お薦めしたいと思います。この映画の元になったのは、渋谷・幡ヶ谷のバス停でホームレスの女性が殺された事件です。酷い事件でした。コロナが収まってきた今、何故、殺されなければならなかったのか、考えるべき問題だと思いました。誰もが平均的にしあわせを感じられる社会が成り立って行くことを願う、今日この頃です。高橋伴明監督作品なので、監督を慕う有名俳優さんたちが、多数出演されています。ちょっとでも出たいという方が集まったんじゃないかな。素敵な作品でした。ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「夜明けまでバス停で」

 

 

 

Source: ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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